業績2019.04.15
外科との共同研究論文がCirculation Journal Award 2018を受賞しました!内科、外科、循環器病研究所の共同研究による論文がCirculation Journal Award 2018 (実験研究部門 第1位)を受賞しました。
Circulation Journal Awardは、日本循環器学会英文誌Circulation Journalに掲載された中から、実験研究、臨床研究それぞれで最も優れた論文に授与されます。先日の日本循環器学会で授賞式および講演会が開催されました。関連記事が久留米大学ホームページに掲載されていますので、是非ご覧ください。
以下、筆頭著者の平田雄一郎先生(心臓血管外科)のコメントです。
この度、Circulation Journal Award 2018 (Experimental Investigation部門)の第1位をいただくこととなりました。これも偏に青木教授、田中教授始め、循環器病研究所および心臓外科スタッフの皆様のご支援とご指導の賜物と、深く感謝しています。
受賞論文のテーマは、『大動脈二尖弁における上行大動脈拡大』についてでした。二尖弁に伴う大動脈組織の脆弱性に注目して研究をスタートし、中膜平滑筋細胞でのAkt活性化が、大動脈拡大に関与している可能性が示唆されました。ヒト上行大動脈病理では初めての結果であることが評価されたものと思います。
外科と内科の垣根を越えた研究により『研究者』としての成長を実感することができ、実に幸福な期間でした。本テーマの研究はこれで終わりではなく、まだまだ多くの疑問点や可能性を有しています。今後更なる精進を重ねたいと思っています。