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山川礼先生が第21回 特発性心室細動研究会で発表しました!

2024.2.22

2024年2月17日に開催された第21回特発性心室細動研究会(東京都大崎ブライトコアホール)で、山川礼先生が発表されました。

演題名「QT延長症候群による心肺停止蘇生後症例の弟に発症したJ波症候群の1例」

特発性心室細動はBrugada症候群やJ波症候群などに代表される心臓に器質的疾患が無いにもかかわらず心室細動を発症する疾患であり、中心となる病態が未解明であるため、患者マネジメントに苦慮することが多い疾患です。しかしこれらの疾患群は本邦で多いとされており、毎週250人突然死していると推計され、正確な突然死予防を講じる必要性が高いと言えます。このため、一つ一つの症例の積み重ねで、手探りではありますが最適な治療を提供しながら、特効薬の発見につながる研究成果を待つしか無い状況だと思います。

この特発性心室細動研究会は歴史ある会で、特発性心室細動分野の症例経験と研究成果の情報交換をおこなう貢献的な機会です。今回も各施設から貴重な症例報告や、アブレーション時の特異的な電位変化についての報告、特別講演では剖検例の病理所見の特徴について興味深い報告を聴くことができました。

山川先生の発表は、LQTS症例の弟に発症したJ波症候群に対してどのような突然死予防内服が最適であったかを考察した発表内容であり、各施設の先生方から予防内服についてのアイデアを示していただき、大変有意義な場となりました。

山川先生、おめでとうございます!

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