業績2022.11.22
野原夢先生の論文がEuropean Heart Journal -Case ReportsにPublishされました!<タイトル>
Successful laparoscopic pheochromocytoma resection in an adult patient with Fontan physiology: a case report
<著者>
Yume Nohara-Shitama, Jinya Takahashi, Takehiro Homma, Tsukasa Igawa, Yoshihiro Fukumoto.
<雑誌名>
European Heart Journal – Case Reports
<論文要旨>
フォンタン術後の褐色細胞腫合併症例に対して腹腔鏡下腫瘍摘出術を行った1例を報告させて頂きました。近年、先天性心疾患術後の成人患者は増加しています。同患者群では心臓外病変の合併も多く、心予備能、患者背景を正確に把握し、心臓外病変についての治療法を知り、選択することが必要とされます。しかしながらFontan術後の褐色細胞腫摘出の報告は非常に希少であり、今回の症例では我々心臓血管内科、当科CCU、泌尿器科、麻酔科、内分泌科と繰り返し治療方針、戦略について協議し、無事に腫瘍摘出に至りました。私達には個々の知見を常にアップデートするだけでなく他科とのコミュニケーションを柔軟に図り、適切な医療を患者さんに提供する責務があると感じました。多くの方がこれまで当患者さんの診療に関わり、今もなお継続した診療が続けられています。その全ての方に、またこの論文の執筆に関して指導してくださった先生方に感謝いたします。
リンク
https://doi.org/10.1093/ehjcr/ytac429
野原夢先生、おめでとうございます!