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赤垣大樹先生の論文がIJC Heart & Vasculatureにアクセプトされました!

2025.9.5

[タイトル]
MAGGIC risk score and drug-related adverse events of sacubitril/valsartan: Insights from the REVIEW-HF registry

[雑誌名]
IJC Heart & Vasculature

[論文要旨]

Fantastic 4の1つであるARNIは素晴らしい心不全治療薬であり、その効果は十分に証明されています。一方で、薬剤関連有害事象(DAEs)の発生はクリニカルイナーシャやARNIの導入が遅れる一因となっています。そのため、ARNIを安全に導入するためのリスク指標があれば心不全患者に対して必要な薬剤を供給できると考えました。

本論文は、久留米大学を含めた日本の多施設共同観察研究である「REVIEW-HF」レジストリを用いて、心不全患者におけるMAGGICリスクスコアとARNI導入後のDAEs発生との関連を検証した研究です。対象は2020年8月から2021年8月にARNIを新規導入された787例で、MAGGICリスクスコアに基づき三分位に層別化しました。主要評価項目は導入90日以内のDAEs(低血圧、高カリウム血症、腎機能悪化、血管性浮腫)の発生、副次項目としてARNIの中止および心血管死または心不全再入院を含む複合転帰を評価しました。結果、DAEsは全体の22.7%に認められ、MAGGICスコアが高いほどDAEsの発生およびARNIの中止は有意に上昇しました。また、DAEsの臨床転帰への影響は低リスク群でより顕著でした。これらの結果から、MAGGICスコアはARNI導入における有害事象のリスク層別化に有用であり、患者ごとに個別化された治療戦略を検討することが出来るようになると考えます。

この論文を形にするにあたり、アメリカ留学中の大切な時期に統計解析を含めて昼夜を問わず指導していただいた柴田先生をはじめとした心不全班の先生方に心からお礼申し上げます。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2352906725001058

 

赤垣大樹先生、おめでとうございます!

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