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『研究が臨床力を鍛える』ことの実証論文が循環器病研究所から発表されました!

2025.7.10

「臨床医になるのに研究は必要ない」と言われることがあります。こうした通念に新たな視点を投げかける研究成果が、久留米大学循環器病研究所から発表されました。

本学心臓・血管内科(第三内科)同門の先生方にご協力いただいた本研究では、医師が大学での研究経験を通じて診療に必要な力を養っていることが、二段階にわたる実証的調査によって明らかになりました。

第1段階では、研究経験と臨床力との関連性を検証し、「論理的思考力」「問題解決能力」「チームマネジメント力」といった、研究を通じて培われた力が実臨床の場で活かされていることを、多くの医師が実感していることが示されました。続く第2段階では、複数の能力で構成される臨床力の構造が見えてきました。

学位研究は、臨床力を体系的に鍛える貴重な実践の場であると同時に、医師としての在り方を見つめ直す機会でもあります。本研究の成果は、若い世代の医師にとって、キャリアの中で研究経験が持つ意義を再考するきっかけとなることが期待されます。

 

1.青木 浩樹、菊川 誠:

「臨床能力獲得における学位研究経験の意義に関する調査」

医学教育 2025; 56: 99-112. (2025年4月28日発行)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/mededjapan/56/2/56_99/_article/-char/ja

 

2.青木 浩樹、菊川 誠:

「医師による臨床能力項目の自己認識構造の分析」

医学教育 2025; 56:177-180 .(2025年6月28日発行)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/mededjapan/56/3/56_177/_article/-char/ja

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