2025年10月17日～19日に東京で開催された第47回日本高血圧学会総会にて、久留米大学客員教授であられる、弘恵会ヨコクラ病院の甲斐久史先生が「日本高血圧学会　学会賞」を受賞され、受賞特別講演（『Hypertension as Orchestrated Science』）をされました。

以下、甲斐先生のコメントです。

この度、日本高血圧学会学会賞を受賞させていただきました。名誉ある賞を賜り、身に余る光栄と感謝しています。これも一重に、久留米大学心臓血管内科（第三内科）の先輩諸氏をはじめ多くの先生方、特に研究室のみなさんのお陰と御礼申し上げます。ただ、今泉勉先生に直接ご報告できなかったことは残念でなりません。

PCI黎明期に医師となり、普通のPCI好きの循環器内科医であった私ですが、小さなきっかけが積み重なるうちに、いつの間にか高血圧と言う切り口から臨床を見つめることとなり、また、基礎研究、臨床研究、臨床疫学研究と輪を拡げて行くことができました。そして、若き日の自分と現在の自分の想いが重なる「高血圧をカテーテルで治療する」腎デナベーション治療の導入と普及に関わることができ夢のようです。おそらく、医局員のみなさんお一人お一人にも思わぬことが未来に繋がることがあると思います。是非とも、自分と仲間を信じて進んでいただければ幸いです。

甲斐先生、おめでとうございます！