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佐々木健一郎先生が発明した「サルコペニア診断装置及びプログラム」が国内特許として登録されました!

2025.10.16

佐々木健一郎先生が発明した「サルコペニア診断装置及びプログラム」が国内特許として登録されました。

 

サルコペニアは健康障害のリスクが高まった進行性かつ全身性の骨格筋疾患であり、転倒・骨折や身体的自立度の低下、認知レベル低下、嚥下機能低下、耐糖能低下、栄養障害、死亡などのリスクを上昇させます。国際基準に基づいたサルコペニア診断にはX線を用いるDXA法や電流を用いるBIA法によって四肢骨格筋量を測定する必要がありますが、これらの測定機器は購入コストや設置環境や専門スタッフなどの点でリハビリ診療を含むプライマリ・ケアでの利用制限が避けられません。

佐々木先生は心血管病入院患者と検診者のサルコペニア診断検査データを基に、これらの測定機器を必要とせず、性別・体重・握力・大腿並びに下腿周囲径・歩行速度・5回椅子立ち上がり時間の測定結果だけでサルコペニアを診断する装置及びプログラムを発明し、この度その内容が国内特許原簿に登録されました。

佐々木先生は心血管病患者が早期からサルコペニアになりやすいことを論文報告しており、今回の発明はそのような患者さんのみならず、サルコペニアの早期診断並びに治療介入というプライマリ・ケア(一般検診を含む)領域で幅広い貢献が期待されます。

 

佐々木健一郎先生、おめでとうございます!

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