日本集中治療医学会第9回九州支部学術集会で山川礼先生の指導のもと、医学部医学科6年生寺岡拓真さんが演題発表を行いました!
2025.6.26
2025年6月14日に沖縄県那覇市にある沖縄県市町村自治会館にて、日本集中治療医学会第9回九州支部学術集会が開催されました。一般演題セッションにて、医学科5年生時の実習でCCUをローテーションしてくれた現6年生の寺岡拓真さんが、「ピルシカイニド中毒と高カリウム血症を併発し心室頻拍をきたした1例」を発表してくれました。非循環器内科医も含め上室性不整脈に対して頻用するピルシカイニドではありますが、腎機能の低下した患者や器質的心疾患のある患者では注意が必要であることを改めて共有した他、Naチャネル遮断薬中毒に特徴的なサインカーブ様の心室頻拍波形を提示し、集学的治療により改善した症例を報告しました。地方会のため学生や研修医用のセッションは用意されておらず、他の発表者は経験のある先生方ばかりでしたが、質疑応答でも落ち着いて受け答えができ、他院の先生からも賞賛のお声をいただきました。寺岡さん、お疲れ様でした!!
以下、寺岡さんからのコメントです。
「今回は学会発表の機会をいただき、抗不整脈薬の催不整脈作用や、血液浄化療法について理解を深めることができ、学問と臨床のつながりを実感する貴重な機会となりました。お忙しい中、多くの先生からご指導を賜り、心より感謝申し上げます。今回の実りある経験を糧に今後も勉学に励みます。」