“正解のない問い”が医師を育てる:「成長」と「臨床力」に注目した全国初の実態調査
2025.4.30
医師にとって、研究活動に取り組むことにはどのような意味があるのでしょうか。
循環器病研究所ではこの素朴な疑問に本格的に向き合った全国初の実態調査を実施しました。
心臓・血管内科(第三内科)同門の先生方のご協力を得て実施した調査の結果、研究分野やテーマによらず、研究経験から得られた「課題を見つけて深く考える力」「他者と協力する姿勢」「自ら学び続ける態度」が、診療現場で重要な力となっていることが明らかになりました。さらに、研究経験が医師の視野を広げ、日々の臨床へのモチベーション維持にも良い影響を与えていることがわかりました。
本研究成果は、日本医学教育学会誌『医学教育』に掲載されました。
調査にご協力いただいた先生方に、心より感謝申し上げます。
循環器病研究所ではより意義のある活動のためにこれからも研究を進めてまいります。
今後ともご指導のほどお願い申し上げます。
久留米大学循環器病研究所
青木浩樹
論文情報:
青木浩樹, 菊川誠. 臨床能力獲得における学位研究経験の意義に関する調査. 医学教育56巻(2025)2号, 99 – 112ページ(2025年4月28日発行)
リンクはこちら