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柴田龍宏先生の論文がJournal of Cardiologyにアクセプトされました!

2024.6.3

<タイトル>

Public awareness of palliative care for heart failure in Japan: a cross-sectional study

<雑誌名>

Journal of Cardiology

<論文要旨>

心不全患者に対する緩和ケアは、苦痛症状やQOLの改善に有益であり、各国のガイドラインでも推奨されています。しかし、その利用はいまだ十分ではなく、一般市民の認知度の低さが一因と考えられています。本研究は、日本の一般市民における心不全に対する緩和ケアの認知度を評価することを目的としました。

2023年3月に、オンラインパネルを用いたアンケート調査を実施し、51,790人の回答を解析しました。その結果、91%が心不全に対する緩和ケアの適応について「知らない」と回答しました。年齢層、医療専門職、職業、心血管疾患での入院歴が、認知度と弱から中程度の関連を示しました。多変量ロジスティック回帰モデルでは、心血管疾患での入院歴と医療専門職であることが、認知度と有意に正の関連を示し、年齢、女性、既婚であることは、認知度の低さと関連していました。

本研究は、日本心不全学会緩和ケア推進委員会のHEPT研究班で行われたものです。ご協力いただいた先生方に深く御礼申し上げます。

 

柴田先生、おめでとうございます!

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