佐藤宏美先生の論文がJournal of Human HypertensionにPublishされました!
2026.9.29
佐藤宏美先生の論文が、Journal of Human HypertensionにPublishされました。
[タイトル]
Plasma Aldosterone and Long-Term Myocardial Remodeling: A 10-Year Prospective Analysis From the Tanushimaru Cohort
[雑誌名]
Journal of Human Hypertension
[論文趣旨およびコメント]
本研究は、1958年に開始された国際共同疫学研究「Seven Countries Study(世界7か国共同研究)」の一環として、長年継続されてきた田主丸住民検診を基盤とする10年間にわたる縦断研究です。
本研究では、降圧薬を服用していない地域住民539名を対象とし、血漿アルドステロン濃度(PAC)と左室心筋重量係数(LVMI)の10年間の変化との関連を検討しました。Restricted cubic spline解析では、PACの高値域においてLVMI進行リスクが上昇する傾向が認められました。さらに、ROC解析により得られた探索的カットオフ値109.95 pg/mLを用いた解析では、PAC高値群は低値群と比較してLVMI進行リスクが有意に高く、多変量解析後も有意な関連が認められました(オッズ比1.857、95%信頼区間1.212–2.844、p=0.0045)。
これらの結果から、血漿アルドステロン濃度の高値が、長期的な心筋リモデリングに関連する可能性が示唆されました。
本研究の遂行にあたり、福本義弘教授をはじめ、これまで田主丸研究を支えてこられた疫学研究室の先生方、長年にわたり住民検診にご参加いただいた地域住民の皆様、ならびに本研究にご協力いただきましたすべての関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。また、本研究をご支援いただきました木村記念循環器財団ならびに久留米大学の女性研究者支援に、深く御礼申し上げます。
今回の研究成果を励みとし、今後も地域医療および予防医療の発展に貢献できるよう、研究・診療の両面において一層精進してまいります。
https://www.nature.com/articles/s41371-026-01209-7
佐藤先生、おめでとうございます!