工藤博司先生の論文がHypertension Researchにacceptされました!
2026.6.23
工藤博司先生(くどう循環器科・内科 院長)の論文が、日本高血圧学会の学会誌『Hypertension Research』にacceptされました。
[タイトル]
Zinc-Containing Polaprezinc as an Adjunctive Strategy for Salt Reduction in Older Hypertensive Adults: Clinical Perspectives from Community-based Practice in Japan.
[雑誌名]
Hypertension Research
以下、工藤先生のコメントです。
日常診療では繰り返す生活指導を行っても減塩の実践が困難である症例を経験します。その阻害因子として味覚障害に着目しました。
亜鉛含有製剤ポラプレジンクにより味覚が改善すれば塩味感受性の向上が期待されるため、本研究では同薬剤が減塩の達成に寄与できるかを検討しました。
対象者は、当クリニックの高血圧外来患者のうち65歳以上の52名で、順序にかかわらずポラプレジンクと他の胃粘膜保護剤(対照薬)、両方の処方歴を有していました。ポラプレジンク使用後は、塩味感受性の改善を認め、推定1日塩分摂取量が有意に減少しました。さらに、収縮期血圧もわずかながら低下しました。
以上より、ポラプレジンクの投与は塩味感受性を高めることにより減塩達成に貢献する可能性が示唆されました。
本研究は10月の日本高血圧学会総会でFast Trackとして発表させていただく予定です。最後になりましたが、学会発表や論文化にあたり手厚くご指導、ご支援を賜りました福本義弘教授、ヨコクラ病院甲斐久史先生に深く感謝申し上げます。
工藤先生、おめでとうございます!