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高血圧症専門外来の開設

2026.2.20

高血圧症専門外来の開設

久留米大学循環器病センターでは、治療を受けているがコントロールが十分ではない「治療抵抗性高血圧」に対する専門的な診療を行うため、「高血圧症専門外来」を開設いたしました。

専門外来の目的

日本の高血圧者数は約4,300万人と言われていますが、適切に血圧目標を達成できている方は約30%にとどまっています。特に、複数の降圧薬を服用しても十分に血圧が下がらない「治療抵抗性高血圧」の患者さんや、他の病気が原因となっている二次性高血圧の患者さんには、専門的な評価と治療が必要です。

「治療抵抗性高血圧」とは3種類以上の降圧薬(利尿薬を含む)を適切量で使用しても、診察室血圧が140/90 mmHg以上の患者さんのことで、心血管イベントの高リスク群とされており、早期の専門的介入が重要です。

当専門外来では、高血圧を専門とする医師が最新の知見に基づき、患者さん一人ひとりに最適な治療を提供し、脳卒中・心不全・心筋梗塞などの合併症予防と生活の質の維持・向上を目指します。

当専門外来の診療内容

  1. 正確な血圧評価:診察室血圧、24時間血圧測定(ABPM)、家庭血圧による包括的評価
  2. 生活習慣の評価と指導:塩分摂取、睡眠、ストレスなどの評価と改善指導
  3. 薬物療法の最適化:服薬状況の確認と、最適な降圧薬の選択・調整
  4. 二次性高血圧の精密診断:ホルモン異常、腎臓病、睡眠時無呼吸症候群などの鑑別
  5. カテーテル治療(腎デナベーション)の適応評価:「治療抵抗性高血圧」に対する最新のカテーテル治療の適応判断と提供

腎デナベーション治療について

腎デナベーションは、カテーテルで腎動脈周囲の交感神経活動を抑制することで血圧を下げる新しい治療法で、2026年3月から日本でも保険診療下での使用が可能となりました。

  • 低侵襲なカテーテル治療
  • 海外で長期的な降圧効果が報告されている
  • 薬物治療との併用も可能
  • 薬剤の副作用で悩む方にも選択肢となる

 

 

 

 

 

当院では、高血圧専門医、循環器インターベンション医、看護師、薬剤師、栄養士などの多職種連携による「高血圧・腎デナベーション治療(HRT)チーム」で治療全体をサポートします。

このような方にご相談をおすすめします

  • 3種類以上の降圧薬を服用しても血圧が高い方
  • 家庭血圧が常に高く、生活習慣改善でも下がらない方
  • 薬の副作用が気になり、他の治療選択肢を知りたい方
  • 高血圧による脳・心臓・腎臓の病気を予防したい方
  • 若年性高血圧で原因精査が必要な方
  • 腎デナベーション治療に関心がある方

診療日・担当医

久留米大学 循環器病センター

診療日時:毎週月曜午後・火曜午前・金曜日午後
担当医: 深水亜子、仲吉孝晴、古野晶子 医師

久留米大学医療センター 循環器内科

診療日時:毎週火曜・水曜・木曜午前
担当医: 佐々木健一郎 医師

地域の医療機関の先生方へ

治療抵抗性高血圧でお困りの患者さんがいらっしゃいましたら、お気軽にご紹介ください。

紹介状をご作成のうえ、0942-31-7628(循環器病センター直通)もしくは大学医療連携センター(0942-31-7637)までご連絡ください。

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