業績2019.03.08
田原敦子先生の論文がJournal of Nuclear Cardiologyにacceptされました!!“Clinical hallmarks making diagnosis of infective endocarditis”
感染性心内膜炎は心内膜に生じる感染症で、心臓の弁に感染が波及して菌血症、全身塞栓症、心不全など多彩な臨床症状を呈し、古くから診断の難しい疾患です。的確に診断され、適切に奏効する治療が行わなければ、多くの合併症を引き起こし、ついには死に至ります。感染性心内膜炎の特徴的な身体所見として、
Osler結節、Janeway発疹、Roth斑、眼球結膜・爪下線状出血などが挙げられます。いずれも感度の高い所見ではありませんが、出現した際には感染性心内膜炎を強く疑うものです。今回、田原敦子先生はOsler結節、Janeway発疹、Roth斑が感染性心内膜炎の診断に重要であり、中でもRoth斑は診断の契機になることを報告しました。感染性心内膜炎の診断における理学的所見の重要性を示した貴重な報告です。
田原敦子先生、本当におめでとうございます!!