業績2018.10.26
井形幸代先生の論文がPLOS ONE誌に受理されました!Title:
Utility of the amplitude of RV1+SV5/6 in assessment of pulmonary hypertension
心電図検査は肺高血圧症における右室肥大の評価に広く用いられています。しかしながら、右室肥大に関する従来の心電図診断基準が、肺高血圧症における重症度や生命予後を予測するか否かは詳しく解析されていませんでした。
今回、井形先生たちは肺高血圧症における心電図指標の有用性を解析し、心電図波形のRV1+SV5/6の振幅が肺動脈平均圧と右室駆出率に関連している事、約4年の経過観察期間においてRV1+SV5/6振幅16.4mm以上は、16.4mm未満と比較して予後が不良である事を明らかにしました。
肺高血圧症におけるRV1+SV5/6振幅は右室肥大、肺血行動態、生命予後を反映する有用な指標である事を示した報告です。
井形先生おめでとうございます!!