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業績2023.02.06

本多亮博先生の論文が、Journal of Nuclear Cardiologyにpublishされました!

<タイトル>

Effects of olmesartan and amlodipine on blood pressure, endothelial function, and vascular inflammation

<雑誌名>

Journal of Nuclear Cardiology

<論文要旨>

本態性高血圧症に対するアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬やカルシウム拮抗薬による降圧治療は血管内皮機能を改善させることが知られていますが、その機序については解明されていません。本研究では、本態性高血圧症に対してアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬であるオルメサルタン、カルシウム拮抗薬であるアムロジピンによる降圧治療を行い、血管内皮機能が改善するメカニズムについて検討しました。血管内皮機能は超音波装置を用いて血流依存性血管拡張反応を評価しました。降圧治療前後の診察室血圧の標準偏差を用いて血圧変動を評価し、18F-FDG/PET-CTにより血管炎症を計測しました。6か月間のオルメサルタンとアムロジピンによる降圧治療は同等に血圧を低下させ、血管内皮機能を改善させました。また、オルメサルタンは血管炎症を改善させ、アムロジピンは血圧変動を減少させました。オルメサルタンにより血管炎症が改善した例ほど、アムロジピンにより血圧変動が減少した例ほど血管内皮機能が改善しました。アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬は抗炎症作用により、カルシウム拮抗薬は血圧変動の軽減により血管内皮機能を改善させたことが示されました。

本研究について細やかなご指導をいただきました田原宣広先生、福本義弘先生に改めて感謝申し上げます。

 

リンク

https://link.springer.com/article/10.1007/s12350-023-03200-y

 

本多亮博先生、おめでとうございます!

 

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