業績2021.06.08
横山晋二先生の論文がKurume Medical Journal にacceptされました!<論文名>
Sleep medications and fall injury
<著者>
Shinji Yokoyama, Yoshihiro Fukumoto, Hisashi Adachi, Yoshiaki Tanaka, Naohisa Uchimura
<論文概要>
入院中の転倒は外傷の原因になるだけでなく、原疾患治療の妨げになり、その防止は医療安全管理において重要な課題です。転倒の原因として様々な要因が考えられますが、薬剤の影響も要因の一つです。久留米大学病院では転倒およびせん妄予防を目的として睡眠薬の標準指示を運用しており、睡眠薬を中心とした薬剤の転倒への影響について検討しました。その結果、高容量のベンゾジアゼピン系睡眠薬の服用と睡眠薬を含めた多剤服用(polypharmacy)が転倒と関連することが明らかになりました。日常診療において転倒防止のために睡眠薬の適切な選択とpolypharmacyへの配慮が必要と考えられます。
横山先生、おめでとうございます!