2020年12月1日～12月3日に日本超音波医学会第93回学術集会が完全web形式で開催され、本多亮博先生が奨励賞セッションにて「第21回奨励賞」を受賞されました。

発表演題は、『未治療の高血圧患者における非侵襲的血管機能検査の評価指標に関連する因子の検討』です。血管機能検査は、動脈壁の厚さを頸動脈超音波検査の頸動脈内膜・中膜複合体厚 (intima-media thickness: IMT)、血管内皮機能を血流依存性血管拡張反応 (flow-mediated dilatation: FMD)、血管スティフネスを心臓足首血管指数 (cardio ankle vascular index: CAVI)を用いて評価することができます。また、当科では以前から血管炎症を18F-fluorodeoxyglucose positron emission tomography/computed tomography (FDG-PET/CT)を用いて臨床的に評価しています。今回、本多先生は未治療の高血圧症例において、IMT、FMD、CAVI、血管炎症の評価指標に関連する因子を包括的に検討し、IMTには推定糸球体濾過量、FMDには血管炎症、CAVIは収縮期血圧に関連することを報告しました。

【本多先生からのコメント】

ご指導いただきました田原宣広先生、福本義弘先生に、この場をお借りして、心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みとし、より一層研究活動に邁進したいと思います。

本多亮博先生、おめでとうございます！