業績2020.11.10
佐々木健一郎先生が第6回日本心臓リハビリテーション学会九州支部地方会で「最優秀演題賞」を受賞しました!心臓リハビリテーションの運動プログラムの1つにレジスタンス・トレーニングがあります。
佐々木先生は畑田(片伯部)幸子先生とともに、足首に錘(おもり)を付けた膝屈伸運動による「低強度レジスタンス・トレーニング」の前後で血液中のサイトカイン濃度がどのように変化するのか研究調査を行っています。
佐々木先生は健常人における49種類のサイトカイン濃度変化の調査結果を第6回日本心臓リハビリテーション学会九州支部地方会のライブ配信で発表され、5名の優秀演題発表の中で「最優秀演題賞」を受賞されました。骨格筋の収縮時に血中へ分泌される生理活性物質は「マイオカイン」と総称され、最近注目されています。今回の発表は、低強度レジスタンス・トレーニングによるマイオカインの血中濃度変化が、抗動脈硬化効果や降圧効果、抗腫瘍効果、糖代謝改善効果、骨塩基量減少抑制効果をもたらしている可能性を示唆する内容であり、これまで報告されてきた様々なレジスタンス・トレーニング効果の機序を解明する一助となるかもしれません。
佐々木健一郎先生おめでとうございます!