業績2020.08.20
本多亮博先生の論文がEuropean Heart Journal case reportsにpublishされました!Life-threatening huge right atrial diverticulum
https://doi.org/10.1093/ehjcr/ytaa152
右房憩室は、まれな先天性形成異常であり、乳児期または小児期の早い段階で心房性不整脈を契機に診断されることが多い疾患です。しかしながら、右房憩室が巨大であっても無症状であれば、成人以降にも発見が困難なことがあります。
本症例は、66歳時に胸部単純X線写真にて心拡大を指摘され、心エコーや造影CTにて90×42mmの巨大右房憩室が発見されました。心臓外科の庄嶋賢弘先生に憩室の外科的切除を施行して頂き、憩室壁は肉眼的に薄く、病理学的に筋性成分を認めないことが確認されました。血栓形成、発作性不整脈、心臓破裂のリスクを考慮して外科的手術が望ましい症例であったと考えられました。
本多亮博先生、おめでとうございます!